事務所が大きくなれば「今の悩みは解消されるはず」は幻想

 

このメルマガを読まれている方には様々な事務所規模の方がいらっしゃいますが、全体としては会計事務所の統計通りに、所長先生+職員数名(幅はありますが)の方が多いことと思います。

 
そこで、丁度その規模感の先生に質問してみたいのですが、こんな風に感じていませんでしょうか?
 

  1. 事務所の規模が拡大すれば、今感じている売上=お金の悩みから解放されるのではないか?
  2. 上記に絡めて、今後売上が下がったらどうしよう?という漠然とした不安が軽くなるのではないか?
  3. 今は自分ばかり忙しいが、大きくなればNo2・No3に任せてもっとゆとりができるのではないか?
  4.  
    実際、多くの小規模事務所の先生方は上記の悩みから解放されるために事務所を大きくしようと頑張っていらっしゃるようです。

     

    事務所が大きくなれば「今の悩みは解消されるはず」は幻想

     
    しかしながら、実際に30名規模・50名規模・80名規模の先生方に実際の悩みを話していただくと楽になるどころか(何をもって楽というかは別として)、規模に応じて線路の枕木のように湧き出てくるようです。

     

    例えば
     

    • 自分が担当する訳ではないので仕事の質が落ちる・クレームが増える
    • 顧問先は増えるので、No2が育たないと所長の業務管理が大変
    • 所長か幹部に「教育する力」がないと人が育たないし、すぐ辞める
    • 事務所の規模が大きくなれば、小規模事務所の先生にとっては多額のキャッシュも極端に言えば数ヶ月で尽きる

     

    など、規模に応じて様々な悩みが湧き出てくるようです。
     

    会計事務所の規模別課題とは?

     
    更に詳しい規模別課題はこちらをご覧ください ⇒ https://obcreate.co.jp/growth_curve

     

    ですから、「今の悩みから抜け出るために大きくする」と思っていらっしゃる方が多いこととは思いますが、いつになっても事務所経営の悩みは尽きないと諦めて、

     

    • なぜ自分は事務所を大きくしたいのか?
    • 或いは大きくしない方が良いのか?

 

というように、少し立ち止まってじっくり考えてみることをお薦めします。
 

YouTube解説 会計事務所は大きくすべきか否か?

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