所長がいなくても廻る事務所にするための10ヶ条 その5
■ 所長がいなくても廻る事務所にするための10ヶ条 その5
『受注面談を誰かに委ねているか?』
5回目の今日は『受注面談を誰かに委ねているか?』です。
前回の「業務の進捗を管理できる人材を育てているか?」が実現できるようになると
所長先生は当然、事務所を出て、営業活動に時間を費やすことになるでしょう。
もしくは、ホームページからの受注を増やすなど、
何らかの新規開拓に向けた取り組みをされることと思います。
その過程で障害となるのが「所長が受注面談に携わる機会が増える」ということです。
なぜ受注面談に携わることが障害になるのか? とお思いの方もいらっしゃると思いますが、
その理由は
1.受注面談で物理的に所長の時間が取られてしまう。
2.かと言って「所長が面談しないと受注率が下がる」ので、怖くて面談を手放せなくなってしまう。
3.所長が面談することで、相手は「所長が来てくれる」と勝手に解釈し、所長の担当先が増えてしまう。
4.同時に、いつの間にか「受注は所長の仕事。僕たち(職員)こなす人」という雰囲気になってしまう。
5.結果、所長が受注して担当を割り振るので、段々「受注すること=悪いこと」のような気分になってくる。
といった理由です。
ですから、所長がいなくても廻る事務所にする = 事務所を大きくするためには、
「受注率が下がることを恐れずに、受注面談をNo2・No3.に任せること」 が不可欠となります。
でも、「受注率が下がったらどうしよう?」という心配については次回お伝えします。