年度計画を立てるなら、客層別に獲得件数を決めること

 

■ 今週の法則:年度計画を立てるなら、客層別に獲得件数を決めること

 

[解説]

このメールをお読みの先生の中にも、年末年始の休みを利用して、

来年(来期)の売上目標を立てられる方も多いと思います。

その際、皆様はどのように目標設定をしていますでしょうか?

 

私の認識では、多くの先生・事務所は

・来年は1,000万円伸ばすぞ! 500万円伸ばすぞ!

というように金額で目標設定をするか

・来年は顧問先を30件増やすぞ!

と、件数で目標設定されるのが一般的なようですが、

みなさまの事務所ではいかがでしょう?

 

そして、金額で設定される方の場合も、その内訳を考える際は、

「うちの事務所は、顧問料の平均が年額50万円だから、20件で1,000万円増」

のように考えるのではないでしょうか?

 

そこで、来期の計画を立てられるみなさまに一つ提案があります。

それは、計画を立てる際は、

・低単価のお客様を〇件増加

・標準単価のお客様を〇件増加

・高付加価値型サービスのお客様を〇件増加

のように、客層・客単価別に件数設定しましょう、というものです。

 

なぜならば、

1.客層・客単価によって、マーケティングの手法は異なるので、

 
  客層・客単価別に目標を設定しないと、マーケティングプランが立てられないから

 

2.件数を目標に設定すると、件数を追うあまり、客単価が下がってしまうからです。

 

誰でもそうだと思いますが、目標を立てたら、何としても達成したいのが人情ですから、

期末までにあと何件、あと何件、と件数を追いますよね。

 

そうすると、低価格WEBや紹介会社を駆使してでも、手当たり次第に案件を拾いはじめ、

結果的に事務所の客単価が下がってしまうのです。

 

ですから、年度計画を立てる際は、事務所の人的資源と利益率のバランスを考えながら、

客層にあったマーケティングプランを設計することが大切なのです。

客層を決めることは経営戦略を決めることであり、経営者にしかできない仕事です。

 

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