会計事務所はこれからどうしたら良いのだろう?とお悩みの所長先生へ
こんにちは。会計事務所専門コンサルタントの大谷(おおや)です。
最近、多くの先生から個別相談のご依頼をいただくのですが、その内容の多くは
- 人(特に経験者)が採れないがどうしたら良いか?
- 大手事務所の地方進出や中堅事務所の合併の嵐の中で、この先どう生き残って行けば良いのか?
- これから会計事務所はどうなるのか?この環境下で事務所をどう率いて行けば良いのか?
- これからも新規顧客を増やして行きたいが、どうやれば増えるのか全くイメージが湧かない
といったものですが、みなさまはいかがでしょうか?
ではどうしたら良いのか?といったことですが、
人(特に経験者)が採れないがどうしたら良いか?
この問題については、さすがに日本全体&会計業界全体の構造的な問題ですので「これをやったら一挙に解決する」というものはありません。
ただ、1.2✕1.2✕1.2✕1.2=2.07…となるように、複数の小さな改善を重ねれば大きな効果となるように、できることを一つずつ積み重ねて行くことで、何となく人がポチポチ採れるようになったという話はありますので、これについてはじっくりと改善を積みかさねることが大切です。
大手事務所の地方進出と中堅事務所同士の合併について
「大手事務所の地方進出と中堅事務所同士の合併」については、心配されている方も多い反面、意外にも楽観視している方も結構いらっしゃるようで、私はそれにビックリなのですが、私はあまり楽観視しない方が良いと思っています。
ではどうしたら良いのか?ということですが、一言で言うならば敵視しないこと、真っ向勝負しないことだと思います。個別の対策についてはここでは差し控えますが、そのようにお考えいただくのが良いと思います。
会計事務所はこれからどうすれば良いのか?
そして今日のテーマの「会計事務所はこれからどうすれば良いのか?」ということですが、多くの方が悩む理由は
- クラウド化やシステム会社の対応で業界の先行きが見えない
- 今までやってきたWEBマーケティングが効かなくなってきた
- 「〇〇で売上〇万円アップ!」みたいなビジネスモデル提案も見当たらない
- 相続は確かに伸びているけれども、今から参入しても勝てる気がしない
- かと言って「法人」はプレーヤも多いし、差別化できないし、価格以外に訴求方法がない
という複数の心配が重なりあって「この先どうすれば良いのか?」と悩まれているのではないかと思います。
かく云う私も、業界にどっぷり浸かった業界専門のコンサルタントですので、暫くは皆様と同じように悩んでおりましたが、今は悩んでおりません。
なぜかと言えば、解決の見通しが立ったからです。
先ほど挙げた悩みの本質は
- 今までは、外部環境が厳しいなりに、やるべきことはあった
- だから、他の事務所よりもお金と労力をかければある程度の成果は出た
- でも、今はその答えが見えない
- 見えないからどうしたら良いかがわからない
- でも、何もしなければこのままジリ貧になるのは見えている
- でも、どうしたら良いのか?モヤモヤする…
という負のスパイラルに陥っているためだと思います
が、このスパイラルを抜け出すのは結構簡単で、何をやるかが見えて動くことがさえできれば動いたなりに成果を上げることはできるということです。
具体的には
- ターゲットを明確にする・お客様は誰かを考える
- そのお客様が困っていることは何か?必死に考える
- その悩みを解決する方法を商品化する
- 商品が決まったら売り方を考える
- 売り方が決まったら、決めた通りに実行する
- 動けば動いたなりに成果は出るので、その結果を踏まえて更に改善する
と言う手順で具体的な行動が取れれば悩みは解決します。
昔から「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉がありますが、見えない不安と戦うから不安なのであって、相手が特定できて、攻略作戦を立てられれば、やり方法などいくらでもあります。
相撲界の言葉で「勝ち星は最高の薬である」という言葉もありますが、行動できて成果がでれば、モチベーションなど嘘のように上がります。
2021年も間もなく終わり、あと1ヶ月足らずで2022年も始まるというのに「来年どうしたら良いのかわからない」「先が見えない」というのはとても苦しいことと思います。
是非、自事務所のターゲットを明確にして、攻略作戦を考えてみてください。
尚、そうは言っても「誰をターゲットに、何をしたら良いかわからない」という方は、お力になれますので是非ご相談下さい。