朝礼朝改は善

■ 今週の法則:朝礼朝改は善

[解説]

先日、ある税理士法人にお邪魔した際、先生がいらっしゃなかったので、

ある幹部社員と話をしていましたら、幹部社員の方が私に

「ここだけの話なのですが、先生は言うことが朝礼暮改どころか、朝礼朝改で困るんですよ」

とこぼされていました。

その時は、「そうかなあ」と何となく聞いていたのですが、

その後、事務所に戻り、他の作業をしている時に、先ほどの話を思い出し、ふと気付きました。

それは、

「いつもいつも経営のことを考えていたら、朝礼朝改になるのだ」

ということです。

と言いますのは、誰だって「その時はそれが最善」と思って判断を下す訳ですが、

その後、熟考したり、新たな情報が入ってくると

「その時の決断・判断が最善ではなかった」

と気づくこともある訳で、

その判断が最善でないとわかった以上、

経営者として、たとえそれが朝礼朝改だろうが何だろうが、

指示・命令を変えるのは当然のことだからです。

だいぶ以前なりますが、セブン&アイ・ホールディングス 元CEOの鈴木敏文氏が、

「朝令暮改を躊躇なくできることが優れたリーダーの条件の一つである」

という趣旨のことを述べていたと記憶しています。

責任を負わない人は、傍目八目(おかめはちもく)で好き勝手なことを言えますが、

責任を追う立場の人は、そういう訳には行きませんよね。

 

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