人手不足の今こそ、オペレーションを見直すチャンス
近年、会計業界では「人が採れない・集まらない」が合言葉のようになっています。
実際、仕事はあるのに人がいないから断っているという事務所もたくさんあり、まさに「猫の手も借りたい」という言葉通りの状態なのではないでしょうか?
この人手不足は「日本全体の生産年齢人口の減少」と「会計事務所業界の人気の低下」という2つの要因によるものですから、当面はこのままの状態が続くと思った方が良いでしょう。
ただ、悪いことばかりではありません。なぜならば「人材不足の今こそ、オペレーションを見直すチャンス」だからです。
と言いますのは、皆様の事務所でも既に数年前から事務所の生産性や採算性を上げるために業務の効率化を図ろうという話はされてきましたよね。
で、それでいかがでしたか?あまり思うようには進まなかったのではないでしょうか?なぜならば、所長先生は危機感を持って話して来ましたが、当時の職員さんには危機感がなかったからです。
でも今は違います。多くの会計事務所ではただでさえ人が採れないにもかかわらず、繁忙期になる前に事務所を辞めようと多くの職員さんが辞表を出しています。
そうです、今は職員さんでさえ、今の人員では仕事が廻らない、何とかしなければと危機感を募らせているのです。
経営者の方が日頃から抱く危機感を社員に理解させるのは平常時は大変ですが、社内の体制を大きく変える好機は「経営環境が厳しい時がベスト」です。なぜならば、「このままではいけない」と社員も感じるからです。
ですから、見方を変えれば「人が採れないこの時期にオペレーションの仕組みを変えるのは最適」と言えるでしょう。是非この機会に業務の効率化と生産性のアップを同時達成して参りましょう。