そろそろ「会計事務所」という範疇から抜け出しませんか?

Facebook

時々、Facebookを開いて、知り合いの税理士がアップした投稿に対する「いいね」や「コメント」を拝見としますと、ほどんどが税理士仲間からですよね。

私を含め、一般の方や経営者の方々が投稿した場合、「いいね」や「コメント」をつけている人は多岐に亘るのに、税理士の方の場合は税理士ばかりのようですね。

それだけ「税理士だけでまとまることが好き」なのか、一般の方々が「皆様の世界に気安く踏み込めないのか」はわかりませんが、ちょっと特殊な世界だなと感じます。


相続マーケットの攻略

さて、前段が長くなりましたが、

今から13~14年程前、私が会計業界に「相続マーケットへの進出」を提案した当時、以下のことをお伝えしました。

1.相続は、身の回りの全ての方が「お客様」となるので、顧問先もその従業員も、地域の住民も全てがお客様であるという意識で行動しなければならない。

2.案件を開拓するためには葬儀社・司法書士・不動産会社・住宅販売会社等との関係性構築が不可欠となるが、彼らと付き合うことは「実業の世界」に足を踏み入れることであるから、「先生稼業」ではなく「営業マン」として考え、行動しなければならない。

3.士業の方々は、相続税は税理士、相続手続は行政書士、不動産登記は司法書士、紛争は弁護士、と区別がつくが、一般の方には士業の業際などはわからないし、依頼する際にいちいち考えない。

例えて言えば 昔の屋根や・ペンキ屋・風呂屋がなくなって「リフォーム会社」になったのと同じになります、という話をしました。


士業の垣根は?

あれから13~14年程経ちますが、今、検索画面で「〇〇市 相続」と検索すれば、あらゆる士業が画面に表示され、お客様の立場では、最も良さそうなところに問い合わせをしていますよね。

つまり、マーケットが進むと「士業側の都合」に関係なく、お客様が誰に頼むかを決める時代になるということです。

私は今、相続を例に話をしましたが、実は「経営」も同じで、お客様は「経営上の悩みを相談できる相手」を探しているのであって、それが財務コンサルであっても、中小企業診断士であっても、商工会議所の経営指導員であっても、私のようなコンサルタントであっても関係ないのです。

もちろん、それが「税理士」であれば一番良いのでしょうが…

ということで、何でもWEBで探す時代になって、お客様が探している答えに最も確からしい解を示してくれる人に仕事が集まる時代になって来ていることを考えると、

「税理士」の範疇を超えて、お客様の要望に応えることができる事務所が勝ち残る時代になるであろうということを強く感じます。

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