リモートワークができている会計事務所と出来ていない事務所の違い
コロナウィルスに伴う外出自粛でリモートワーク・テレワークを導入されている事務所も多いかと思います。
皆様の事務所でも何らかの形でリモートワーク・テレワークを導入されていらっしゃることでしょう。
ただ、一口に「リモートワーク・テレワークの導入」と言ってもその運用方法は様々なようで、
- インフラは以前から整えてあったので、PCや追加モニターだけ買い与えて、自宅で事務所同様に仕事ができている事務所
- 会計ソフトや資料の関係で、自宅でもできるお客様もあるが、そうでないお客様もいるので自宅と事務所が半々くらいの事務所
- 混雑を避け、時差出勤をとっているが基本的には出社して作業している事務所
の大きく3つに分かれるようです。皆様の事務所はいかがでしょうか?
理想は「インフラは既に整えてあったのでPCや追加モニターだけ買い与えて、自宅で事務所同様に仕事ができている事務所」ですが、ある程度の職員さんがいらっしゃる事務所で上記が実践できている事務所は、全体の1~2割くらいのような気がしますので、一人税理士事務所の先生を除くと、このメルマガをお読みの事務所の大半は、2番目と3番目の項目に該当されるのではないか?と思います。
では、なぜ、スムーズに「PCや追加モニターだけ買い与えて、自宅で事務所同様に仕事ができている」状態にならなかったのでしょうか?
理由は簡単で
- クラウド環境の整備が遅れた
- ペーパレス化が進んでいない(スキャニング対応の遅れ)
- オンラインコミュニケーションに不慣れ
の3つだと思います。
これらはすべて「数年前から取り組むべきこと」として、私と近しい方、また、私のメルマガ読者の皆さまにはお伝えしてきたことですが、
- 頭や耳で聞いて「ああ、知っている知っている」とわかったつもりになっていた方と
- きちんとインフラを整えて来た方
の差が出てしまったということでしょう。
ただ、今できていないのはもはや仕方のないことですし、
- クラウド化
- ペーパレス化(スキャニング)
- オンラインコミュニケーション
は今後も業務改善の基本ですので、
もし今回のことで「うちの事務所は遅れをとったな」と思うならば、
今からでも体制の整備を進めることが必要であると考えます。
是非、この機会にお取組み下さい。
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