所長がいなくても廻る事務所にするための10ヶ条 その9
『所長も一緒になって、見込み客づくりをサポートしているか?』
9回目の今日は『所長も一緒になって、見込み客づくりをサポートしているか?』です。
今回のテーマは「所長がいなくても廻る事務所にするための10ヶ条」ですので、
読者の方の中には「どうリーダーにやらせるか」に関心がおありのことと思いますが、
残念ながら「所長がいなくても廻る事務所になる」までは所長が引っ張らないといけません。
最近、良く感じるのですが、40代半ばから50代前半の所長先生とお話をすると
「もういつまでも自分が動いている訳にはいかないので…」とか、
「いつまでもこの調子で頑張れないので…」というように、
『えっ、リーダーや幹部に任せたいって、要するに自分がら楽したいだけ?
マネジメントの体制を整えて、組織を大きくするための基盤を作りたいんじゃないの?」
とビックリすることが良くあります。
もし、読者の皆様の中でそう思っていらっしゃる方がいらっしゃったら、
残念ですが、それでは「所長がいなくても廻る事務所になる」ことはありません。
なぜなら、所長(経営者)以上に本気の社員は組織にはいないので、
いくら経営者が「任せたのだからしっかりやれよ!」と言ってみたところで、
「所長が本気でやっていないのに、何で俺がやるんだよ」
と思うのが普通だからです。
ですから、飛行機が離陸する状況に例えて説明させていただくならば、
所長が楽をするのは水平飛行に入ってからと心得ていただき、
これから離陸する事務所は「所長+リーダーの双発エンジン」でないと離陸は難しいでしょう。
では、「所長も一緒になって、見込み客づくりをサポートする」ために何をすれば良いか?と言いますと、
具体的には
1.チームリーダー会議(もしくはミーティング)を開催し、所長も同席する
2.数字を埋めるための作戦をリーダーに考えさせる
3.基本的には考えさせるが、案がなければ所長も案を出す。
4.案に沿ってリーダー&チームに実行させ、所長も後押しする
5.でも、恐らくそれだけでは数字が足らないので、足らない分は所長が埋める
ということとなるでしょう。
数字を埋める方策は
1.所長が人脈を広げ、リーダーにフォローを任せるのか?
2.ホームページを作るのか?
3.セミナーを開くのか?
4.チャネル開拓を行うのか?
といったように、やり方は事務所や所長のキャラクターで異なるでしょうが、
「任せたのだからしっかりやれよ」ではなく、当面は「所長も一緒に頑張る」ということになるでしょう。