所長がいなくても廻る事務所にするための10ヶ条 その8
『リーダーを任命し、数値責任を与えているか?』
8回目の今日は『リーダーを任命し、数値責任を与えているか?』です。
前回、『事務所の売上目標を全員で共有し、営業マインドを醸成する』
をお伝えしましたので、今回はその次の段階となります。
職員の方がパート社員を含め5人程度いらっしゃる事務所になりますと、
所長以外に実務を任せれる経験者やベテラン社員がいらっしゃることでしょう。
そして、所長先生もその方を「所長の右腕」として信頼されていることと思います。
そこでそんな所長先生に一つご質問なのですが、そのリーダー・幹部候補の方に
「うちの事務所のNo2として内部をしっかり束ねて欲しい」と伝えたことはありますか?
「勿論ありますよ!最初からそのつもりで育てていますから」という事務所もあるでしょうが、
恐らく、「そんなにハッキリ言ったことはないけれど、言わなくてもわかっているんじゃないかな?」
とお思いの方も多いのではないでしょうか?
そこで、もし「まだハッキリ言っていない方」は、是非、ハッキリ伝えることをお薦めします。
なぜなら、リーダー候補と目される方の多くは
- 経験年数ではそうかもしれないけど、言われていないのに出しゃばって何かするのも変だし…
と・感じていたり、
- 所長にハッキリ言われてないから、別に俺は(私は)知らないよ
と自分に都合良く解釈しているものです。
ですから、先ずは「リーダーをやって欲しい」と伝えて欲しいのです。
そして、それが済んだら次の段階は
リーダー直下のチームを作って、チームの数値目標をリーダーに委ねて下さい。
これはハードルが高いですよ。
1.言ったとたんに辞めるかも知れません
2.辞めないけど反発するかも知れません
3.給料上げてくれるのですか?評価はどうするのですか?」 と言うかも知れません。
しかしながら、このハードルをクリアしないことには
「所長がいなくても廻る事務所」を目指すことはできません。
説得するための作戦も必要ですし、
納得してもらうための時間も必要かも知れません。
是非、お休みの方は、どうするか?じっくり考えて見て下さい。