業務を細分化し、業務に応じたスペックの人材を採用する

■ 業務を細分化し、業務に応じたスペックの人材を採用する

 

[解説]

 

前回からお伝えの通り、会計事務所における人材採用は困難を極めています。

ですが、残念ながらこの問題は一過性のものではなく、これからも永遠に続く問題です。

であれば、抜本的な対策をとるしかありません。

その対策とは、「業務を細分化し、業務に応じたスペックの人材を採用する」ということです。

 

会計事務所の業務は主に

1.資料の回収 → 2.入力 → 3.入力チェック&修正 → 4.税務チェック → 

5.資料作成 → 6.月次訪問 → 7.決算申告

に分かれますが、みなさまの事務所では、何番から何番を担当者が行っていますか?

 

事務所によっても異なるでしょうが、

「2」はともかく、「3番以降は担当者」

という事務所が多いのではないでしょうか?

 

この場合、人材募集をするとなると、今すぐは無理としても

「2もしくは3~7までができる人材を募集する」ということになりますが、

今後はますますそういう人材は益々採れなくなることでしょう。

 

ではどうしたら良いのか?ということですが、それが、前述しました

「2~7」の工程をいくつかに細分化して、それぞれに応じたスペックの人材を採用する

ということです。

 

もう、以前のように「2~7まですべてができる人材」はなかなか集まりませんし、

IT化や外注、在宅、パートといった様々な手法・働き方がある現在、

そもそも一人の人がすべての能力を備える必要はありません。

 

是非、所内の分業化を進めて人材採用とローコストオペレーションを実現しませんか?

 

 

■ あとがき

 

昨日、私が役員を務める長男の学校の後援会で、

一代で葬儀会社で初の上場(東証1部)企業にまで育て上げた

名古屋の株式会社ティアの冨安社長の講演会を行いました。

今の葬儀業界に「料金の透明性」を初めて導入し、

多くのお客様に圧倒的な支持を受け、大きくなった葬儀会社ですが、

その当時は同業他社から「夜道はせいぜい気を付けろ」といった脅しの電話の他、

葬儀の道案内の看板を折られるなどの激しいバッシングもあったそうですが、

「叩かれるということは、同業他社も我々のやっていることが正しいと認めているから叩くわけだから、

俺たちは良いことをやっているのだからとにかく頑張ろう」

と社員を鼓舞して乗り越えて来たそうです。

とにかく信念の人でした。感銘を受けました。

 

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