過剰サービスをそぎ落とし、低価格と顧客満足を実現する
■ 今週の法則:過剰サービスをそぎ落とし、低価格と顧客満足を実現する
[解説]
法人・個人を問わず、財布のひもがきつくなっている昨今でも
世の中には伸びているサービスがたくさんあります。
いくつかご紹介しますが、その代表例の一つが立ち食いステーキの「いきなりステーキ」です。
すでに召し上がったことがある方も多いでしょうが、
「いきなりステーキ」は通常のステーキハウスにありがちな、
長時間かけて、前菜を取り、ワインとスープを飲み、ステーキを食べるという一連の流れを
前菜なし・立ち食いのスタイルに変更することで、上手いお肉を短時間で安く食べられることを実現しました。
また、住宅地に住む中高年の女性をターゲットにしたスポーツクラブ「カーブス」は
女性限定(男性なし)・鏡なし(ミラーレス)とすることで、人目を気にしないようにし、
普段着で通える代わりに、シャワールームやパウダールームをなくして設備コストを下げ、
低料金のサービスを可能にしました。
そして、だいぶ以前から定着している「QBバーバー」も
洗髪なし(掃除機で髪を吸う)、顔そりなし、バリカン等での調髪なし、を実現することで、
「カット10分 1,000円」で提供しています。
今、会計業界では顧問料の低価格が進み、従来のサービスでは採算が合わないと言われていますが、
他業界で繁盛するビジネスモデルは全て、
「顧客の望む価格で望むサービスを提供できるよう、オペレーションとサービスを変革」
することで、低価格と高い顧客満足を実現しています。
そういう意味では、会計業界も、お客様の望む料金・サービスを提供できるよう、
提供するサービスと料金をデザインすることが求められているということです。
顧問料が高い事務所と安い事務所はどこが違うのか?はこちら → https://obcreate.co.jp/blog/顧問料