「高付加価値化」は税理士の強みを活かせるフィールドで

 

前回は「高付加価値化の最初の1歩は、自分の価値を見つけること」を書きました。今回は、「高付加価値化」は税理士の強みを活かせるフィールドでについて書きたいと思います。

最近、会計事務所業界に対する「高付加価値化」の提案が増えましたね。

ただ、最近少しばかり気になっているのは、「税務・会計はもう駄目だから、税理士はコンサルタントになりましょう」的な論調は、私とは見解が違うようなので、私の見解を申し上げさせていただきます。

1. 「税務・会計」に対しては、記帳や申告の経済的価値は低下するが、税理士の存在意義がなくなる訳ではない

2. 「税務・会計」を通じて、お客様の売上やお金のデータを預かれるのは、税理士の最大のメリットである

3. お客様の税理士に対する認識は「経営全般について、とりあえず何で聞ける存在」であって、「何でも解決できる存在」ではない。

4. それ故、税理士は「税務・会計に軸足をおいた経営支援」であって、コンサルティングはコンサルタントに任せれば良い

と考えております。

もちろん、小規模事務所の先生で、経営に対する興味・関心が強い方く、コンサルをやりたいということであれば、「経営コンサルタント」として活動することも可能かもしれませんし、それを志向するのも構わないと思います。

しかしながら、それなりの人数の職員さんを抱えた会計事務所が「職員の方々にコンサルスキルを身に付けさせてコンサルタントを目指す」というのは、あまりにも再現性がなく、現実的ではないと思います。

流行りの「高付加価値化」という言葉は、元々定義があいまいな言葉なので、どこまでも拡大解釈できますが、だからこそ、ご自身の軸をしっかり持って、イメージ先行で走らないようにしたいですね。

 
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