顧客ニーズの先読みするアプリ
自動車メーカーのSUBARUが、ユーザー向けに「SUBAROAD」というドライブアプリを提供しています。
私はスバル車ユーザーではないのですが、スバル車ユーザーの方の中には既にお使いの方もいらっしゃることと思います。
簡単に説明しますと、ユーザーの方が「週末にドライブに行こうかな?」と思ってSUBAROADを開くと、ドライブの目的に応じて、お薦めの目的地とアクティビティが複数用意されていて仮に「伊豆高原」と選択してドライブを始めるとガイドがスタートするというものです。
これの何が優れているのか?と言いますと
- お客様の要望に合わせて多数のコースと内容が準備されている(顧客ニーズの先読み)
- GPSと連動しているため「今そこ」で見るべき景色や観光スポットの解説(状況に応じたアドバイス)
- その景色に合った音楽の選曲と提供(ユーザーのシチュエーションに応じた提案)
といった「ユーザーがこれから必要となる情報を先回りして教えてくれる」ということです。
ちなみに、私は博物館や美術館、あるいは伊勢神宮や出雲大社等に行くと必ず有料の音声ガイドを借りるか、お金を払ってガイドさんにお願いします。
ただ漫然と観るのと、解説を聴きながら見るのでは全く意味が異なるためと、後になってから「折角行ったのに見ておけば良かった」と後悔するのが嫌だからです。
SUBAROADはそれを予め教えてくれる訳です。
では、会計事務所の役割は?
ところで、私はなぜ会計事務所の皆様にこのようなアプリの話をしているかと言いますと、実は皆様の本来の役割って、このSUBAROADと同じではないですか?ということです。
集合知を活用すれば?
例えば、事務所全体の集合知を集約すれば
- 会社を興して、1年後はこんな課題がある、2年目はこんな課題が発生する
- 多店舗展開や設備投資をする時にはこういった点を気を付けなければならない
- お金に困った時、経営者はこういう思考パターン・行動パターンをとる
- 社員数が10名を超えるとこういう課題が出る、30名を超えた場合はこうなる
とか、ある程度予想が付くはずですよね。
商材や人脈があれば
また、お客様の業績が下がって来た場合に
- マーケティングを勉強されるなら「〇〇というセミナー」が良いようですよ
- 社長の会社は✕✕を導入するとコストが下がると思いますよ
- これから始める事業はもしかして補助金がもらえるかもしれませんよ
というように「必要な情報や人脈」を持っていたら、お客様に具体的に提供できますよね。
ただ、残念ながら今まで、そういうサービスを提供しようとしていなかっただけですよね。
そう言うと、中には
- 「大谷さん、話はわかるけど、会計事務所はそういう仕事じゃないから」とか
- 「うちの月次担当者に、そんな提案ができる人はいませんよ」
- 「そういう商品やサービスなんて都合よく見つからないよ」
と思われる方もいらっしゃることでしょう。
ですから弊社のメルマガでもYouTubeでも「事業ドメインを変えましょう」と申し上げている訳です。
お客様は会計事務所の皆様に税務会計は勿論、「それ以外の情報提供」も求めている訳ですから。
そうは言っても誰がやるのか?どうやってやるのか?
ただ、そうは言っても
- 前述したようなアドバイスをするために具体的には誰がやるのか?
- どういう仕組みでやるのか?
- 実際にどんな商材・サービスを提供するのか?
を会計事務所の皆様が知っておかなければなりません。
そこで、それらを実際に提供できるようにするのが、
2023年からリスタートする「会計事務所5%倶楽部」となります。
開催は2023年2月10日(金)14:00~18:00で2月はオンライン開催です。
是非、興味がある方は是非ご参加ください。
初参加は「お試し料金」の適用が可能です。⇒ https://obcreate.co.jp/5club/
皆様の参加をお待ちしております。